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2017.02.01 Wednesday

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    恩田陸氏の直木賞受賞作『蜂蜜と遠雷』のこと

    2017.02.01 Wednesday

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       先日、第156回になる直木賞の発表がありました。受賞者・受賞作は恩田陸氏の『蜂蜜と遠雷』と伝えられました。この受賞作は、ピアノコンクールを舞台に描かれた青春群像小説で、「第二次予選」の章において、コンテスト参加者に宮沢賢治の詩をモチーフにした「春と修羅」が演奏の課題曲として課されます。(ということを、賢治学会の東京の知人からおしえられました。)

       受賞記者会見で、河北新報の記者から「西洋音楽の世界を描きながら、東北の宮沢賢治が出てきたことがすごく深く心に残ったんですけれども」と尋ねられて、恩田氏は「宮沢賢治はものすごい音楽的な人だなと思っていたので、それで使ったんですけど。読んだ方が、これ、架空の曲なんですけど、この曲が聞こえるような気がするって言っていただいたのが、すごくうれしかったので、そういう意味では宮沢賢治の『春と修羅』っていう世界を読者の頭の中に鳴らせたのかなと思うと、すごくうれしいです。」と語っています。

      恩田陸氏という現代の作家も引き付ける賢治の作品は、もはや日本文学の古典であり、後世に引き継がれていくんだなあ、とあらためて感じた次第です。